歌唱においても、器楽においてもいかに「はく(呼)」かが問題になる。
いかに安定した「呼」を続けられるかが、良い音を出す必要条件である。
 また、はくためには、いかに吸うことができるかということになる。
             腹筋と背筋を鍛える

T.まず、吸うことから。
 1.腹式呼吸といわれるが、児童生徒にはなかなかイメージしにくいので、次のようにすると、イメージし易い。
  @仰向けに寝せ体の力を抜かせる。 
  Aすると、自然に腹式呼吸になっていることに気づく。手を腹に当てさせると、実感できる。
  B仰向けに寝たままで、歌わせる。
  C立ったときも、その感じで呼吸する。  何回か立ったり、寝たりさせながら歌わせると体得できる。
 
 2.吸うのは、口・鼻・目から腹へ

U.次に、はく(呼)こと 
 1.長く安定した息を出させる。
  @いっぱい吸った空気を細く長く続けさせる練習  目の前に手にもった紙を細い息で一定の傾きに保つ
  Aはくと、腹部が膨らむ子が結構いるので、確認を。
  B四分の四拍子の1〜3拍を「はいて」、4拍目で吸う。 だんだん「はく」拍を増やしていく。


                
                せきもクシャミも吸うことから

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呼吸法