静かで快適なSSシステムの要は、「YKL」「YSV」という二つの新遮音材。ここでは、床、壁、天井パネルに使われる遮音断熱板「YKL」と、間仕切りパネルに使われる遮音合板「YSV」を御紹介します。

 

YKLは、断熱発泡ポリスチレンの片面に軟質遮音シートを圧着一体化したものです。従来困難だった遮音シートの取り扱いを容易化するとともに、高遮音と高断熱を同時に実現させ、さらにその他さまざまな効果をも発揮する画期的な遮音断熱パネルです。

■YKLの特長

遮音性能

遮音シートは、軟質塩化ビニールと酸化鉄を複合したもので、運輸省航空局民家防音工事基準適合品です。
YKL内蔵の「SS遮音パネル」を使用して建てられたモデルハウスにおいての、遮音効果試験の測定結果は以下のようになっています。

測定種類 音源場所及び音圧レベル 受音場所及び音圧レベル 音圧差(db)
間仕切り遮音パネルの効果測定 2F和室、壁より1mにラジオ音源(無調音)  80db 隣室の洋間にて床より60cm、壁より25cmで測定  47db  33db
2F洋間、壁より2mに掃除機騒音  82db 隣室の洋間にて床より60cm、壁より25cmで測定  44db 38db
外壁遮音パネル効果測定 外壁より5mのカーラジオ(無調音)を外壁より10cmで測定  73db 内部床より120cm、内壁より25cmで測定  41db 32db
2F床遮音パネル効果測定 2F洋間(測定真上地点)に掃除機騒音  82db 音源真下の1F洋間、床より120cm高で測定  36db 46db
2F洋間(測定真上地点)にラジオ音源(無調音)  80db 音源真下の1F洋間、床より120cm高で測定  33db 47db

断熱性能

YKLの安定した独立気泡は、断熱性をより優れたものとしています。YKLの熱伝導率はコンクリートの約1/50。矢印で示した数値は、熱伝導率です。この数値が小さいほど熱を伝える量が少なくなり、夏は外気温を室内に通さず、冬は暖かい室温を外に逃しません。

延焼遅延効果

酸化鉄を複合した遮音シートを圧着することにより断熱材への延焼を遅延させる効果があります。
バーナーの火を局部的にあてたものです。

耐荷重性能

遮音シートを貼ることにより荷重に対する性能が高められ、直接YKLの上でも作業できます。

YKL55mm厚
ポリスチレン15mm厚

YKL15mm厚

吸水性ゼロ

YKLの吸水率は100cuで0.01g以下。つまり、水の中に浸積しても表面に水分が付着するだけで浸透しません。吸水率が高い無機繊維系の断熱材(グラスウール等)に比べ断熱性能の低下が極めて少ないのが特徴です。水分の吸収・水蒸気の透過を防ぐことにより性能低下による結露の発生を防止。ダニやカビの発生もなく建築物の耐久性も向上させる断熱材です。


紫外線に強い

遮音シートを貼ることにより、紫外線による断熱材の劣化を防止します。


・構造用合板の内部に軟質遮音シートを圧着したもので、室内外の音漏れをおさえます。
・通常の合板と同じに取扱うことができ、簡単に遮音工事が行えます。


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